「希望」   杉山平一
「希望」   杉山平一


「希望」 

 夕ぐれはしずかに

 おそってくるのに

 不安や悲しみの

 事件は

 列車や電車の

 トンネルのように

 とつぜん不意に

 自分たちを

 闇のなかに放り込んでしまうが

 我慢していればよいのだ

 一点

 小さな銀貨のような光が

 みるみるぐんぐん

 拡がって迎えにくる筈だ

 負けるな  


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